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二〇〇六年四月より日本列島を流浪しております。 その記録です。 写真はクリックで若干大きくなります。
 
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みなさま。ご無沙汰しておりました。

紀伊田辺をあとにしてから、八丈島に遊びに行ったりとか、新潟の実家にちょっと帰省したりとか、長野県松本でなつかしのキャンピングカーと再会を果たしたりとか、そういうことをしておりまして、で今はどこにいるかといいますと、京都にいます。

これから、船で沖縄に行って、そのあと外国へとぼうと思案しているところであります。
なんとも先行き不安な感じですが、資金と精神力の続く限り旅を続けようと思っております。

ところで、8月から書いていたWEB ACROSSでの消費生活日記は今月末で終了してしまうのですが、幸運なことにまた発表の場ができました。

クラブミックウェーブというサイトです。


今後はこちらの方のブログに移行して、なんのかんの書いていこうと思っていますので、みなさまよろしくお願いいたします。

樋口大輔
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■このゲストハウスにチャックインしてもうすぐ1週間がたとうとしている。たんたんと日々が過ぎてゆく。目覚めると、本を読んだりコンピュータを開いてみたり日記をつけたりしつつ身体をくねくねさせながらぐずぐずする。昼にリビングにおりていって管理人Iさんと話しながらメシを食う。そしてどこかへ出かけてみる。てきとうに散歩したり、海に行ったり、喫茶店に入ろうとして逡巡したりとかする。買い物してから夕方帰ってきてシャワーを浴びとりあえずビールを飲む。それから夕ごはんを食べる。夜は遅くまで、お客さんや他の旅行者やIさんと語らう。

■ところで3日前にIさんの奥さんが子猫を3匹拾ってきた。ちょう小さくてみゃあみゃあとなく。そのうちの1匹は、あぐらをかいていると股間と足を組んでいる間のスペースにぐりぐりと入ってきてそこで眠る。子猫と戯れることで自分の中の母性を発見する。子猫がいるともうそこを離れられない。そういえば2年前くらいに耳鼻科でアレルギーのテストをしたときに猫アレルギーと診断されたのだけど、そんなものは愛と勇気で克服できると思う。自分らの糞尿にまみれた子猫を抱き上げてミルクを与えていると安らぐし、猫の身体についている黄色いのは僕がさっき食べたジャワカレーだと感じる。ジャワカレーつけてしまってすまん。辛口だからひりひりするだろう。すぐにとってあげるよ、といって拭いてやる。
■和歌山県田辺市にいる。8月31日に、18きっぷで各駅停車、13時間強のロングトリップを敢行、東京からやって来た。耳に入ってくる会話のイントネーションは徐々に変化していった。冷房ききすぎの車内ではTシャツの上にもう1枚シャツをはおって、ずっと本を読んでいた。

■ゲストハウスにチェックインする。居間に仏像とか数珠とかその他アジアンな物々が並べられていて雰囲気があった。部屋とか共用スペースも含めて居心地はよさそうだった。管理人さんとその奥さんも話しやすくていい人そう。13ヶ月になる男の子と、それからあんちゃんという犬がいた。
米とかビールとか焼酎とか、その他もろもろの食材を買って共用の冷蔵庫に入れておく。初日はカレーを食べた。夜は管理人Iさんと話する。

■ここ田辺は最近世界遺産に登録された熊野古道の入口であると同時に、南方熊楠という人が住んでいたところらしい。南方熊楠は、エコロジーの考え方を用いて日本で初めて自然保護運動を行った博物学者である。
明治の終わりに政府が推し進めた神社合祀という動きがあって、この神社合祀というのは複数の神社を合併していくつかにまとめるというものなのだが、そうすると不要になった神社は取り壊されるわけで、神社がなくなるというのは、神社と深く結びついていたまわりの森林もなくなるということを意味する。樹木はどんどん伐採され、森はどんどん切り開かれていった。神社合祀の流れが紀伊山地、熊野の森に及んだとき、熊楠これはいかんと立ち上がり、新聞社、さらには政府への直接の働きかけを行った。この運動はやがて村人たちも巻き込んで大きなうねりとなり、自然保護運動となった。今ではよく耳にするこうした運動だが、当時はこういう発想自体がまったく新しいものだったという。結局神社合祀令は撤廃され、熊野の森は守られた。それが現在の緑豊かな熊野古道へとつながっている。ちなみに当時高級官僚という政府側の人間であったにもかかわらず熊楠の思想、運動に理解を示し、神社合祀令撤廃に大いに貢献したのが民俗学の始祖、柳田国男だった。

■南方熊楠の写真を見たが西郷どんをかっこよくした感じだった。
 
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